評価はVer 4.0.0.121で行ってます。
この記事は賞味期限が切れてます。更に検証が甘いです。
5Gが使えるファーウェイが帰ってきた!
今回はファーウェイから突然発売された5Gが使える最新のKirinチップが載っている謎スマホ、Mate 60 Proのレビューをしていこうと思う。
- 5Gが使えるファーウェイが帰ってきた!
- 謎のSoC Kirin9000Sをチェック
- 検証!5Gは使えるのか?
- カメラの写りをチェック
- イヤフォンを生かす、ファーウェイのエコシステム
- Mate 60 Proの残念ポイント。
- まとめ
謎のSoC Kirin9000Sをチェック
Kirin9000Sのコア構成は
2×2.62GHz
3×2.15GHz
2×1.53GHz
また2.15GHzと1.53Ghzのコアはハイパースレッティングに対応している。
GPUはMaleoon 910 308Mhz-750Mhzを搭載している。
まずは謎のSOCのKirin9000Sをベンチマークを回して性能チェックしていく。
ベンチマーク結果
まずはベンチマークの代表Antutu benchmark V10.0.11OBの結果から
総合点数は630,794点となっている。
GPUが測定不可となっているがCPUとUXはSnapdragon 888(realme GT 5G)以上だ。
GPUもSnapdragon 888程度だとすると総合点は970,000点くらいだと予測できる。
次に3D Mark Wild Life Extreme テストの結果から
スコアは1,535点。スコア的にはSnapdragon 888と同じくらいの性能だ。
次はWild Life Extreme Stress Test の結果だ。
結果は持続度は50%で、発熱時には最大性能の約半分に抑えられる。性能はSnapdragon 778G級だ。
またスロットリングが急なため、うまく制御できていないように思われる。
原神ゲームテスト
次は実際のゲームでの動作をチェックしていく。
まずは原神のゲーム性能から。また原神はフレーム補間に対応している。
フォンテーヌ地方の水の中や陸地を探索した。
FPSの測定はscene6のadbモードで測定。
平均FPSは38.8だった。フレームドロップの多さやロードの長さも気になり、原神の動作は8Gen2の端末の動作に慣れてしまうと厳しい。
検証!5Gは使えるのか?
au回線のFastcomにおける測定結果だ。
結果としては650Mbps がでた。
アンテナピクトには4Gや5Gの表記がなく、650Mbpsが出ており5Gに接続して通信できていると考えるのが妥当だろう。
カメラの写りをチェック
カメラ構成は
超広角は1300万画素
広角5000万画素 可変絞り対応
ペリスコープ5000万画素
ペリスコープはテレマクロに対応しており寄って非常に寄って撮ることができる。
カメラモードには可変絞り生かして光芒を出せるアバチャーモードやテラマクロモードなどの特徴的なモードがある。
以下作例です。設定はウォーターマークにて確認してください。
非常に綺麗な昼間の写真
まずは昼間の写真
圧縮効果を上手く活かした写真を撮ることができる。
解像感が高い。
ペリスコも昼間は非常に綺麗に映る。
ファーウェイらしい色味の夜景モード
次に夜景モードを見ていこう
Huawei の色味は個人的に非常に好みだ。
ファーウェイらしい色味だ。
3.2倍の撮影も簡単にとれる。
解像感も高い。
夜間のポートレートモードも非常に撮りやすい。
光芒が出せる。アパチャーモード
次にこの機種の特色でもある可変絞りを用いたアバチャーモードでの撮影になる。物理アパチャーをF4に設定することによって光芒を出せる。
以下作例です。
光芒を簡単に出すことができる。
非常に綺麗な光芒がでる。
テレマクロの作例
テレマクロの作例だ。非常に寄って撮ることができ、今までにない撮影体験ができる。
花の写真を撮るのが非常に楽しい。
物撮等にも向いている。
イヤフォンを生かす、ファーウェイのエコシステム
HUAWEI FreeBuds Pro 2の空間オーディオやヘッドトラッキングを使用することができる。
またファーウェイ独自コーティングである。L2HCを使うこともできる。
Mate 60 Proの残念ポイント。
カメラが手ブレしやすい。
テレマクロを撮る時、両手を使い端末を固定しても手ブレしやすい
以下失敗作
ブレブレになってしまう。
これは主にペリスコでの撮影で起こりやすいが、広角でもほかのフラグシップスマホと比べても多い。
また夜景シーンではペリスコを使ってはくれるが解像感やノイズの面でイマイチだ
ゲームが快適ではない。
先述した通り。原神の動作が最新ハイハンド級ではなくガクガクするので、設定を落とすなどの対処が必要だろう。また日本のソーシャルゲームのプロ野球スピリッツ(Amazonアプリストア版)では他機種と比べてロードが長くなるなど快適ではない。
ワイヤレスデバッグがオンにできない。
筆者がFPSの測定で使う時、Shizuku を使ってワイヤレスデバッグを使うが、開発者モードの中にワイヤレスデバッグの項目がなく封じられている。
Googleが使えない。
当たり前だがHuaweiはアメリカからの制裁により正式な方法ではGoogleが使えない。Gspaceを使うなどしてGoogleアプリを使う必要がある。
まとめ
今回はアメリカの制裁を回避して5Gが使えるスマホMate 60 Proをレビューしてきた。制裁下でSMIC製造のKirin9000Sを搭載して発売できたことに驚きを隠せない。またHarmony OSの完成度の高さにもアニメーションの完成度を含めて驚かされる。今後のファーウェイのスマホの発展が楽しみだ